先日、北海道では記録的な大雪となり多くの方が足止めを食らってしまったようです。
我が家は毎年北海道の私の実家に帰省するけど、過去に一度大雪で飛行機が飛ばず帰ってこれないことがあったわね。
数時間待った挙げ句に終電もなくなり…あの時は大変だったなぁ。
そんな時に持っていると心強いのが「航空機遅延保険」が付帯しているクレジットカードです。
カードにもよりますが、1万円~3万円程度の食事代などが補償されます。
行きの便が飛ばない場合は代わりに出発前にちょっと豪華な食事ができますし、帰りの便が飛ばない場合も現地での食費を浮かせることに繋がります。
付帯しているクレジットカードとその条件は様々ですので、事前に確認しておきましょう。
航空機遅延保険について
航空機遅延保険とは「搭乗する予定だった航空機で出発予定時刻から4時間以上の遅延・欠航・運休・搭乗不能が生じ、出発予定時刻から4時間以内に代替となる他の航空機を利用できない場合」に使える保険のことです。
- カードにより自動付帯の場合と利用付帯の場合がある
- 同行する家族については、家族カードを所持していないと対象とならないこともある
- 海外では「ホテル代+食事代」、国内では「食事代」として利用できることが多い
- 保険を利用するためにはカードでの支払いが必須な場合と、そうではない場合がある
幸か不幸か、この保険の対象となった場合は意図せずちょっと豪華な食事代に充てることができるわけです(笑)。
細かい規約についてはカードにより様々です。ゴールドカード以上のクレジットカードには付帯していることが多いですが、国内線で使えるカードは少ないので事前に確認しておきましょう。
主要なカードの比較
海外旅行で付帯しているクレジットカードは多いのですが、国内線で付帯しているカードは意外と多くありません。
旅行好きの方に人気のカードを中心にまとめてみました。
付帯条件 | 航空機遅延補償額(国内線) | 家族 | |
VISA ゴールド(SFC含む) | 利用付帯 | 1万円 | 家族会員であれば本会員と同様に付帯 |
JCB ゴールド(SFC含む) | 自動付帯 | 2万円 | 家族会員であれば本会員と同様に付帯 |
エポスゴールド | – | – | – |
楽天プレミアムカード | – | – | – |
JALCLUB-Aカード(一般・JCB以外のゴールド) | – | – | – |
JAL JCB CLUB-Aゴールド(JGC含む) | 自動付帯 | 2万円 | 家族会員であれば本会員と同様に付帯 |
MUFGゴールド | 利用付帯 | 1万円 | 家族会員であれば本会員と同様に付帯 |
MUFGプラチナ | 自動付帯 | 1万円 | 家族会員であれば本会員と同様に付帯 |
セゾンアメックスプラチナ(ビジネス含む) | – | – | – |
海外旅行では多くのカードが付帯していますが、ご覧のように国内線で自動付帯しているカードは多くありません。JCBゴールド(SFC・JGC含む)は自動付帯で2万円まで対応していますので、個人的にはおすすめです。
補償の確認と請求の流れ、注意点など
4時間以上の遅れ、または欠航が確定したら以下の流れで進めるのが良いかと思います。
- 保有しているクレジットカードの該当部署へ電話、支払い条件や今後の流れについて確認
- 保険の対象となる支払い方法で食事の支払いをし、領収書を取得
- 後日、担当部署へ領収書を添えて書類を提出
基本的には補償範囲はクレジットカードを所持している本人のみですが、家族カード所持で対象になる場合は補償金額が実質的に家族カード枚数分増えます。
時間帯によっては事前に問い合わせを行っても繋がらないこともあるかと思いますので、その場合はオンラインで規約を調べてしっかり読み込んでおきましょう。
注意点ですが、保険開始のタイミングは保険会社により決められています。
例として保険開始のタイミングが「旅行のため家を出発してから」と決められていることがあります。この場合、旅行前日に翌日のフライトが予めキャンセルとなった場合、自宅から空港に向かう方は保険が使えないことになりますので注意が必要です。
最後に
遅延や欠航となるのは大雪のほか、台風や悪天候などでも起こり得ます。
まだしばらくは海外旅行が難しく、国内での旅行の機会が多いかと思いますのでいざという時に備えておくと良いかと思います。
特にスーパーフライヤーズカード(SFC)に関してはJCBゴールドブランドで作成しておくのが個人的にはおすすめです。
スーパーフライヤーズカード(SFC)、JALグローバルクラブ(JGC)カードについては以下でまとめています。
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