航空会社の上級会員になると、上質な空港ラウンジを利用することができます。
国際線の場合、アルコールやバラエティ豊かな各種料理やおつまみなどが無料で提供され、楽しい時間を過ごすことができます。
ANAの場合は「スーパーフライヤーズカード」、JALの場合は「JALグローバルカード」を取得することで、上級会員資格をずっと維持することができます。

ただしこれらの方法はいずれも一定回数、飛行機に乗りまくらないといけないのでそれなりの時間とお金が必要になります。
より手軽にラウンジを利用する方法として、「プライオリティ・パス」を作成する方法があります。
取得する方法はいくつかありますが、結論としては付帯するクレジットカードを作成するのがおすすめですので、その辺りについてまとめてみました。

一時期に比べると海外旅行のハードルも下がってきました。今後の活用を見据えて今のうちに検討しておくと良いかと思います。
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスを持っていると、下記のようなサービスを提供している空港ラウンジに無料で入室することができます。
- アルコールやソフトドリンクの提供
- ビュッフェ形式の料理やおつまみ、スナックなどの提供
- シャワーの利用

ラウンジ自体は航空会社の指定ラウンジと共通のこともありますし、プライオリティ・パス専用のラウンジのこともあります。
また一部の空港ではプライオリティ・パス対応ラウンジが複数ある場合、ラウンジをはしごすることもできたりします。
魔法のようなカードですが、もちろん作成するのにはそれなりのお金がかかります。
スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ | |
年会費 | 99ドル | 299ドル | 429ドル |
無料利用回数 | – | 10回 | 無制限 |
都度利用料金 | 32ドル | 32ドル(11回目以降) | – |
同伴者料金 | 32ドル | 32ドル | 32ドル |
利用する回数に合わせてプランを選べばよいのですが、正直ちょっと高いんですよね。
この中から選ぶのは全くおすすめではありません。
実は一部のクレジットカードを作成すると、最上級の「プレステージ」相当のプライオリティ・パスを無料で申し込むことができます。

プライオリティ・パスを申し込むことができるのは年会費が有料のクレジットカードです。そのためクレジットカード自体の年会費はかかりますが、通常の申し込みに比べて圧倒的にお得です。
後述しますが、最安で年会費1万円のクレジットカードから作成できますので、普段の利用用途や付帯サービスなど総合的に検討するのがおすすめです。
プライオリティ・パスが付帯するおすすめクレジットカード3選
それでは本題ですが、プライオリティ・パスを申し込むために作成するクレジットカードでおすすめなのが以下の3つです。
- 楽天プレミアムカード
- MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
これらのカードは年会費が比較的安く、旅行に関係する付帯サービスも魅力的です。
これらの特徴を表にしたのがこちらです。
楽天プレミアムカード | MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | |
年会費 | 11,000円 | 22,000円 | 22,000円(※200万円/年利用で11,000円) |
家族分プライオリティ・パス | – | ○ | – |
基本還元率 | 1% | 0.5~0.85% | 0.75~1.0% |
乗継遅延費用保証(海外) | – | 2万円(自動付帯) | 3万円(利用付帯) |
出航遅延費用保証(海外) | – | 1万円(自動付帯) | 3万円(利用付帯) |
寄託手荷物遅延費用(海外) | – | 1万円(自動付帯) | 10万円(利用付帯) |
寄託手荷物紛失費用(海外) | – | 2万円(自動付帯) | 10万円(利用付帯) |
傷害治療費(海外) | 300万円(自動付帯) | 200万円(自動付帯) | 300万円(利用付帯) |
疾病治療費(海外) | 300万円(自動付帯) | 200万円(自動付帯) | 300万円(利用付帯) |
携行品損害 | 50万円(自動付帯30万、利用付帯20万) | 50万円/回(自動付帯、100万円/年) | 50万円(利用付帯、10万円/品) |
招待日和(コース料理1名無料) | – | ○ | – |
手荷物無料宅配サービス(海外旅行) | ○(出発時、帰国時)※年間2回まで無料 | ◎(出発時、帰国時)※1個/回無料 | △(優待価格) |
- 楽天プレミアムカードは年会費が最安
- MUFGカードプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは家族カードが1名無料なので、夫婦でよく旅行する人向け
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは利用付帯だが保険がしっかりしており、また年間200万円決済すれば年会費が11,000円になる
大体上記のような視点で選べば良いかと思います。

他にもプラチナクラスのクレジットカードに付帯されているケースは多いです。よく利用しているカードで付帯していればそちらで選ぶのもアリです。
最後に
最近になりようやく海外旅行のハードルが下がってきたように思います。
現在、羽田空港や成田空港ではANAラウンジも使えるので、気になる方は作成してみても良いかも知れません。

航空会社ステータスが使えない便やLCCをメインで使う場合にはかなり活用できますので、持っていると便利ですよ~!
国内で使えるラウンジ一覧についてはこちらでまとめています。
コメント