2024年4月22日より従来の「Vポイント」と「Tポイント」が統合し、「新Vポイント」として生まれ変わりました。
これにより、ポイントサイトの交換ルートが一部変更になりましたので、ANAマイルやJALマイルの交換ルートについて見直してみました。
一部のポイントサイトは新Vポイントに直接交換すると交換手数料がかかることがあるので、今回は交換手数料がかからない交換ルートについて再確認し、まとめ直しました。
おすすめのポイントサイトも変わってきそうね。どうなるのかしら?
ANAマイルを貯めるのにおすすめのポイントサイト、JALマイルを貯めるのにおすすめのポイントサイトも併せてご紹介したいと思います。
ANAマイルへの移行①「JQみずほルート」(70%)
まずポイントサイトからANAマイルへ最も効率よく70%の還元率で交換できる、通称「JQみずほルート」です。
新Vポイントを介した、新たな交換効率の良いルートがこちらです。
- 各ポイントサイトからVポイントを経由し、JRキューポへ交換
- 「JQ CARDセゾン」により永久不滅ポイントへ交換
- 「みずほマイレージクラブクラブカード/ANA」により70%の交換率でANAマイルに交換
JQみずほルートの注意点はこちらです。
- 「JQ CARDセゾン」と「みずほマイレージクラブクラブカード/ANA」の2枚のクレジットカードが必要となる
- JQ CARDセゾンは1年間利用がないと年会費が1,375円かかる
- みずほ銀行の口座を持ってない人は、みずほマイレージクラブクラブカード/ANA作成時に新たに口座を開設することになる
ANAマイルへの移行②「nimocaルート」(70%)
ポイントサイトからANAマイルへ最も効率よく70%の還元率で交換できるもう一つの方法、通称「nimocaルート」です。
- 各ポイントサイトからPeXを経由してnimocaポイントへ交換
- ANA VISA nimocaカードを活用し、70%の交換率でANAマイルに交換
nimocaルートの注意点はこちらです。
- ANA VISA nimocaカードの年会費がかかる(通常2,200円。マイ・ペイすリボをお申し込み&リボ払いで1,127円に割引)
- nimocaポイント→ANAマイルへ交換するには交換機を利用する必要がある
- 交換機は九州と函館にしかない
マイルを交換するためにわざわざ九州か函館まで足を運ぶ必要があるのがネックですが、交換ルートがシンプルなのがメリットです。これらのエリアに住んでいる方や、頻繁に訪れる機会のある方はメインで活用すると良さそうです。
JALマイルへの移行(50~80%)
ポイントサイトからJALマイルへの移行は通常50%の還元率ですが、特定の条件を満たしたりキャンペーンを活用することで還元率を60~80%にすることができます。
- モッピーの「ドリームキャンペーン」を活用すると、JALマイル還元率が80%になる
- 通常は12,000P→6,000マイルの交換だが、条件達成していれば4,500Pのポイントバックがある
- 結果的には7,500P→6,000マイルの交換となり、還元率は80%となる
- 条件として、交換月の当月または前月の間に合計5,000P以上の広告利用が必要
- PontaポイントからJALマイルへの交換は、定期的に交換レート20%アップキャンペーンが行われている
- 20%アップすることで、JALマイル還元率は通常50%→60%となる
Pontaポイントのキャンペーンは定期的に行われていますが、確実に効率よくJALマイルを貯めるためのポイントサイトは実質モッピー一択と言えます。
そもそもポイントサイトとは?
マイルを効率よく貯めている方にとっては常識ともいえるポイントサイトですが、そうでない方にとっては聞いたことすらない存在だった、ということがよくあります。
- ポイントサイトは様々な企業の広告を載せており、広告収入の一部を自社ポイントとしてユーザーに還元している
- ユーザーは登録を済ませ、広告を介して「商品購入」「クレジットカード発行」「FX口座開設」「飲食店モニター」などを行うと、ポイントがもらえる
- 貯まったポイントは他のポイントに交換することができる
案件にもよりますがクレジットカードの発行やFX口座開設などは一度に数千~数万ポイントがもらえるケースが多いので、大量のポイント獲得に繋がります。
ANAマイルは最大70%、JALマイルは最大80%の交換率でポイントをマイルに交換できるから一気に大量のマイルを貯めることができるのね!
面白い案件としては飲食店のモニター調査というものもあります。飲食代の30%~100%がポイントとして還元されるので、家族との食事などに活用すればお得に、かつ定期的にマイルを貯めることができます。ファンくるが有名ですね。
湯水のごとくお金を使える大富豪や、かなりの頻度で飛行機を利用する出張族でなくても、大量のマイルを貯める方法はいろいろあるのね。
おすすめのポイントサイトについて
個人的に下記のようなポイントサイトは避けたほうが良いと思います。
- 広告メールが毎日配信されてくる
- 広告案件が少ない
- 還元率が低い
- ポイントを他のポイントに変換する際に逐一手数料がかかる
- その他、ポイント交換に際し様々な制限がある
このようなポイントサイトはあまり使い勝手が良くないので、当サイトでは除外しています。
ただ同一の広告案件でもポイントサイトによってもらえるポイント数が異なるケースは多いので、なるべく多くのポイントサイトに登録しておいた方が良いですね。
まず下記3つはANAマイル・JALマイルを効率的に貯める上で欠かせないわね。
上記3つの登録が終わったら、下記のサイトも登録しておきましょう。
ANAマイルとJALマイルの特徴
「ANAマイルとJALマイル、どっちを貯めるのが良いの?」
マイルにあまり馴染みのない方からよく頂く質問です。
一概には言えないのですが、ざっくりとした個人的な評価を表にまとめるとこんな感じです。
ANAマイル | JALマイル | |
貯めやすさ | ◎ | ○ |
国内線でのお得な使い方① | ◎(トクたびマイル) | ○(どこかにマイル) |
国内線でのお得な使い方② | 〇(いっしょにマイル割) | ×(おともdeマイル割引は廃止) |
国内線特典航空券の取りやすさ | △ | ○ |
提携航空会社の多さ | ◎ | ○ |
国際線特典航空券の取りやすさ | △ | ○ |
国際線特典航空券の使い勝手 | △(往復発券のみ) | ◎(片道発券可能) |
- ANAマイルは貯めやすく、JALマイルはやや貯めにくい(純粋なマイル数として)
- JALマイルは特典航空券が取りやすく、ANAマイルはやや取りにくい
ポイントサイトから交換する際の最大還元率はANAが70%に対してJALは80%ですが上限があるので、どちらかというとANAマイルのほうが大量に貯めやすいと思います。ただ貯めている人も多いので、その分特典航空券が取りにくくなるという現象が起こります。
JALマイルは国内線も国際線も特典航空券が取りやすいイメージね。ANAが満席でもJALでは取れたりすることもあったわね。
ただ国際線は直行便にこだわらなければ、提携航空会社の多いANAマイルでも取れることがあります。
ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドという航空連合に加盟しており、国際線では加盟航空会社の特典航空券を取ることができます。
ANAと同じスターアライアンスに加盟している航空会社は以下のとおりです。
ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空、エア・カナダ、スカンジナビア航空、タイ国際航空、ニュージーランド航空、全日本空輸、シンガポール航空、オーストリア航空、アシアナ航空、LOTポーランド航空、クロアチア航空、TAP ポルトガル航空、南アフリカ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、中国国際航空、ターキッシュ エアラインズ、エジプト航空、ブリュッセル航空、エーゲ航空、エチオピア航空、アビアンカ航空、コパ航空、深圳航空、エバー航空、エア・インディア
JALと同じワンワールドに加盟している航空会社は以下のとおりです。
アラスカ航空、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、日本航空、マレーシア航空、カンタス航空、カタール航空、ロイヤル・エア・モロッコ、ロイヤルヨルダン航空、スリランカ航空、オマーン・エア(予定)、フィジー・エアウェイズ(ワンワールド・コネクト)
これらの航空会社が就航している地域へ特典航空券を発券することができますので、行きたい目的地がどこなのかをはっきりさせておくのも重要です。
ANAマイルは往復発券が必須なのに対して、JALマイルは片道発券が可能だから使い勝手は良いのよね。
最後に
新Vポイントの誕生(およびその前段階のTポイント交換に関わる交換手数料の兼ね合い)により、JQみずほルートにおけるポイントサイトごとの使い勝手に少し変化が生じた印象ですが、全体を通してこれまでと比べて特別大きな影響はないかと思います。
「ANAマイルは貯めやすい、JALマイルは使いやすい」という特徴がありますので、個人的には両方のマイルをバランス良く貯めるのが良いかと思います。
コロナ禍だった2021年を除き、我が家は2015年から毎年海外旅行を楽しんでいます。旅費の大部分を占める飛行機代はマイルを活用することで大きく抑えることができます!
千里の道も一歩から。目的地に応じて、これからもコツコツとマイルを貯めながら活用してゆきたいと思います。
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