海外旅行で必要になってくるのが現地の通貨。
その入手方法はいくつかありますが、考慮しないといけないのが「レート」と「手数料」です。
レートが良くて、かつ手数料がない方法があれば理想的ですよね。
そんな方法が・・・実はあるんです。
それが「アコムACマスターカード」を使った海外キャッシング。
うまく使えば良いレート&手数料なしで現地通貨を調達できますが、注意点もいくつかありますので今回はその辺りについてご紹介したいと思います。
両替・現地通貨の入手方法について
そもそも、海外旅行の際に現地通貨を入手する方法はいくつかあります。
- 日本出国前に両替する(街中、空港など)
- 海外に到着してから両替する(空港、ホテルなど)
- クレジットカードを使ってATMから海外キャッシングする
ただ、これらの方法でネックになるのが「レート」と「手数料」です。
- 両替する場合、基本的にはレートが悪くなったり、両替手数料を取られることが多い
- 海外キャッシングの場合、ATM手数料が取られたり利息が付いたり、知らないと悪いレートで両替されてしまうことがある
ところがアコムACマスターカードをうまく使って海外キャッシングすると、ATM手数料が無料なだけでなく利息もゼロ、操作時のレートほぼそのままで現地通貨を入手することができるんです。
ただ、うまく使うためには注意点がありますので併せて紹介します。
アコムACカードの特徴と注意点
アコムACカードは消費者金融のアコムが発行しているクレジットカードです。
消費者金融と聞くとあまり良くないイメージを持たれる方も多いかも知れませんが、実はこのカードは海外キャッシングにおいては最強と言っても過言ではない、超絶便利なカードなんです。
海外キャッシングに関する主な特徴と注意点を併せてまとめると、こんな感じです。
- 年会費無料のクレジットカード
- ポイントサービスはなし、0.25%のキャッシュバックのみ
- ほぼ操作時のレートで海外キャッシングできるのでレートが良い
- ATM手数料が一切かからない
- キャッシング後、ネット上で即日返済すれば利息もゼロ
- 銀行口座の自動引き落としができない
- ショッピング利用はリボ払いしかできない
- 日本時間で毎週月曜日のAM1:00~AM5:00の間はメンテナンスのため取引不可
ものすご~く簡単に言うと、キャッシング後忘れずにすぐネット上で即日返済できる方にはこの上なく便利で心強いカードです。反面、返済を忘れてしまうとその分利息が付いて返済額が大きくなってしまいますので、大雑把な方には向きません。
また、日本時間で毎週月曜日のAM1:00~AM5:00の間はメンテナンスのため取引不可となっています。
そのためこの時間に現地でATMから引き出すことはできませんので、現地到着時間などしっかり確認しておきましょう。
現地でのATM操作方法と返済方法
リトアニアに行った際、実際に現地のATMでキャッシングをしてみました。
大まかなやり方と重要な点をまとめると以下のとおりです。
- ATMにACアコムカードを挿入し、4桁の暗証番号を入力
- 「CASH」あるいは「WITHDRAWAL」を選択して進める
- 換算レートについては必ず「DECLINE CONVERSION」あるいは「WITHOUT CONVERSION」を選択する
実際に写真を交えて見ていきましょう。
今回、利用したのは街中にあったこんな感じのATMです。
念のため周りに怪しい人がいないか、スキミングの可能性がないか注意しましょう。
まず、ATMのカード挿入口にアコムACマスターカードを挿入します。
カードが認証されるまで少々待ちます。
外国語は英語が一番分かりやすいと思うので、英語を選択して進めます。
アコムACマスターカードに設定した4桁の暗証番号を入力して、緑のボタン(Enter)を押します。
「CASH」を選択して次に進みます。
尚、ATMの機種によっては「CASH WITHDRAWAL」等と表示されることもあります。
引き出したい金額を選択、または入力します。
今回は200ユーロを選択して進めていきます。
次のような画面が表示されたら必ず「DECLINE CONVERSION」を選択します。
右側の「ACCEPT CONVERSION」を選択してしまうと、返済がレートの悪い極悪レートで請求されてしまいます。ATMの機種により表示が違うことがありますが「とにかくCONVERSIONは絶対しない」と覚えておきましょう。
確認画面が出ますので、「WITHOUT CONVERSION」の方の「ACCEPT」へ進みます。
「左側のCONVERSIONなしだと請求金額は後にならないとわからないし、手数料も3.95ユーロかかりますよ~。右側のCONVERSIONありだと全部コミコミで30,761円ですよ~。」なんて書かれていますが、右側は極悪レートです。アコムACマスターカードの場合は手数料はかかりませんしレートも良いので左側の方を選択しましょう!
現地通貨が出てきたらレシートを受け取るかどうかの表示が出ますので、可能であればレシートを発行しておきましょう。
ちなみにこの時のレートは1ユーロ≒134.1円程度。
- 200ユーロを海外キャッシングした(≒約26,820円分)
- もし「CONVERSIONあり」で取引していたら返済に30,761円かかっていた
つまりCONVERSIONありだと4,000円近く損することがわかりますね。
じゃあCONVERSIONなしで即日返済したらいくらになったの?
実際にやってみたので、次で紹介するよ~。
web上で即日返済。金額は?
アコムACマスターカードで海外キャッシングした後、web上で繰り上げ返済をするためには「Pay-easy(ペイジー)」というサービスに対応した銀行の口座を持っておく必要があります。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 楽天銀行(旧イーバンク銀行)
- PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
みずほ銀行や住信SBIネット銀行、イオン銀行などは対応していないので要注意です!また、対応した銀行口座にスムーズにログインできることを事前に確認しておきましょう。
まずアコムのスマホアプリ「my ac」をインストールしておき、ログインします。
下部メニューの「お金を返す」へ進みます。
Pay-easy(ペイジー)サービスに対応した銀行からweb上で手続きするためには「インターネットで返す」へ進みます。
大まかな流れが表示されるので下へスクロールします。
返済金額を確認し「次へ」をタップします。
「ご返済金額」の欄に、「貸付金残高(残債務合計)」の金額を入力し、「確認」へ進みます。
上の図ではリボ払いのように1,000円だけ返済する設定になっているので、返済金額の欄に全額入力します。
この後はPay-easy(ペイジー)に対応した銀行口座からログインして操作することになりますので、銀行のページから返済手続きを進めてゆけばOKです。
さて、引き出した金額と返済した金額についてまとめるとこんな感じです。
- 200ユーロを海外キャッシングした(≒約26,820円分)
- 「CONVERSIONなし」で即日返済したら返済金額は26,925円
- もし「CONVERSIONあり」で取引していたら返済に30,761円かかっていた
26,820円分の200ユーロを引き出した際、「CONVERSIONなし」だと追加で支払うのは為替レート関連の105円のみでした。「CONVERSIONあり」だと4,000円近く追加で支払うことになっていたんですね…。どちらが良いかは一目瞭然です。
ただ、CONVERSIONなしの場合は為替変動の影響を受けますし、返済日が伸びてしまえば利息も付いてしまいます。
できれば海外キャッシングを利用した当日に返済するようにしましょう。
最後に
ATM操作時で表示されていた「CONVERSIONなしだと3.95ユーロ(530円程度)かかる」とされていた手数料もかかっていませんし、ATM利用手数料もかかっていませんでした。
海外で多額の現金を持ち歩くことに抵抗がある方も、この方法であれば追加で支払う金額を最小限に抑えながら、随時必要金額を用意することができますね。
繰り返しになりますが、重要な点は以下の3点です。
- ATM操作時には一貫してCONVERSIONなしで進める
- とにかく早期返済(即日返済)を忘れない
- アコムの営業時間外の日時(毎週月曜日のAM1:00~AM5:00)は操作できない
海外でお得に現地通貨を調達したい方は、ぜひ参考にしながらうまく活用してみてください。
コメント