仕事柄もありますが、私は腕時計が好きで数本持っています。
仕事では、新人の頃にボーナスをはたいて買ったオメガのスピードマスターを着けることが多いのですが、普段プライベートでよく着けているのはSEIKOの「SND371P1」。
…全然聞いたことないわ!って方がほとんですよね(笑)。
これはいわゆる海外で生産された逆輸入モデルで、デザインが良い割に価格は1万円前後と割安なのが特徴です。一度仕事で着けて行ったら後輩に「高そうですね!いくらくらいしたんですか?」って聞かれました。実は全然安いんですが…。(笑)
今回、訳あってバンド交換をしてみましたので、バンドを選ぶ際のポイントなど紹介したいと思います。
SEIKOの逆輸入モデルについて
SEIKOの逆輸入モデルは型番が「SND」で始まります。
例としてはこんな感じのものがあります。
スピードマスターはかなり重いのですが、これらのシリーズは着けた時に比較的軽く動きやすいです。値段以上に高見えするのでカジュアルに使いやすいのが特徴です。
バンド交換をすることにしたワケ
さて、今回バンド換しようとした理由ですが、簡単に言うと外れにくくなっちゃったからです。
まず、この時計は裏面がこんな感じになっています。
装着する際にはまず「SEIKO」の文字が書かれている金具をこんな感じに跳ね上げます。
で、「SEIKO」金具に覆われていた部分を跳ね上げると開くのですが…最初のSEIKO金具が固くてなかなか持ち上がらなくなったんです。
最初に異変に気づいたのはなんと飛行機に乗る前の空港の手荷物検査場。
微妙に焦るシチュエーションですよね(笑)。
で、なんとか装着し直したのですが帰宅後に外そうとするとまた外れない。
このまま使い続けるのはちょっと厳しそうだな~と判断しました。
あと着脱がちょっと面倒なバンドだったので、ワンタッチで着脱できたら良いな~と思っていたんです。
バンドのサイズは?
この時計のバンドはいわゆる3連バンドですが、交換を行う際に2ヶ所のサイズを測ります。
まずはバンドの太さです。
ご覧のように2cm=20mmです。次に、3連になっているバンドの真ん中の細い部分の幅を測ります。
こちらは9mmですね。
つまりこのモデルに最適なバンドの幅は「20mm、9mm」です。
このサイズのいわゆる凸型ベルトであればよいのですが、これが探してもなかなか選択肢が少ないんです。
どうやら元々海外モデルということで、このサイズのバンドの生産量が少ないようです。
さらに私のこだわりのワンタッチ着脱という条件を加えてしまうと本当に見つからない。
たまたまサイズがあっても質感やデザインが違ったりなど、6軒ほど都内の電気屋を回ってみたのですが、ばっちりイメージに合うものがホントに置いてなかったんです。
- 純正のバンドとほぼ同じ質感・色合い
- 20mm、9mmのステンレスバンド(凸型)
- ワンタッチで着脱できる
- 価格が高すぎない
これらをすべて満たすバンドはないのか…と諦めかけたその時。驚きの方法が実はあったんです。
裏ワザ?こんな方法がある!
思い切って電気屋の店員さんに相談してみたところ、出会ったのがBambiの「BSB1124-S」でした。
このバンドのサイズは「19mm、8mm」です。
…アレ、サイズ違うじゃん?って思いますよね。
でも大丈夫です。電気屋さんに教えていただきました。
- 外側の太さの20mm→19mmは全く気にならないレベル
- 内側の9mm→8mmはそのままだと負荷がかかり、寿命が短くなる
- 8mm部分の金具に冠(カン)を被せて9mmにしてやれば問題なく使える
つまり何もしない状態のままサイズの違うベルトに交換すると、負荷がかかってベルトの寿命が短くなってしまうとのことですが、冠(カン)を被せてやれば全く問題なく使えるようです。
「冠(カン)の色がバンド中心部分と少し違うので、そこだけ気になるかも」とのことでしたが、とりあえず交換してみることにしました。
おー!すごくいいです。全然違和感がありません。
ちなみに冠(カン)を被せているのはこの部分です。
よーく見ると光沢加減が少し違うんですが、意識して凝視しないと気にならないレベルです。
ちなみにこの代替バンドBSB1124-Sはワンタッチ着脱に対応しています。
今回のバンド交換で使い勝手が大きく向上しました。
最後に
結果的に、当初思い描いていた条件をすべて満たすバンド交換をするができました。
価格はメーカー小売価格が4,000円、電気屋さんで買うと3,000円ちょっとでしたので財布にも優しかったです。
自分で交換も可能ですが、冠(カン)の取り付けやサイズ調整なども行ってくれますので時計屋さんや電気屋さんで買うのが無難です。安くても気に入った時計は長く大事に使っていきたいですね。
コメント