皆さんは旅行に行った時に動画を撮ることはありますか?
特に海外に行った時など、日本と全く違う雰囲気の街を歩きながら撮るだけで、かなり雰囲気のある動画が仕上がるんですよね。
ただ、歩きながら撮影するときに気になるのが「手ブレ」。
またスマホをずっと構えて撮影す時間が長くなると、手が疲れて結構辛くなることがありますよね。
今回ご紹介するのは、小型で手ブレの少ない動画撮影ができるジンバルカメラ「DJI Pocket 2」。
きっと次回の旅行に持っていきたくなる、おすすめアイテムです。
ジンバルって何?
そもそもジンバルとは何ぞや?ということでwikipediaから一部引用させて頂きました。
ジンバル(英: Gimbal)は、1つの軸を中心として物体を回転させる回転台の一種である。軸が直交するようにジンバルを設置すると、内側のジンバルに載せられたロータの向きを常に一定に保つことができる。例えば船舶や航空機に搭載された、ジャイロスコープ、羅針盤、焜炉、ドリンクホルダーなどが一般にジンバルを使って地平線に対して常に垂直を向くようになっている。
Wikipediaより引用
うーむ、わかるようなわからないような…ぶっちゃけよくわかりませんね(笑)。
TVとかで芸能人がロケをする際、スマホを棒みたいなのに取り付けて撮影しているのを見たことがありませんか?あの棒がジンバルです。
こんな感じのやつですね。
ジンバルに固定されたスマートフォンは常に向きを一定に保とうとするので、手ブレが少ない動画を撮ることができるんです。
私も元々はスマートフォンをジンバルに取り付けて動画を撮影しており、これはこれで便利だったんですが、いくつか不便に思う点もありました。
従来のジンバルの課題:大きさ
まずはジンバルの大きさです。
ジンバル自体、いくつかの会社から数多く販売されてますが、スマートフォンに取り付けて使うという性質上、どうしても20cm前後の大きさになってしまいます。
旅行で長時間外を歩くときに、あまり大きい荷物を持ち回すのは大変ですよね…。
またバッテリーが内蔵されているため、重量もそれなりに重くなってしまい、海外旅行の際にはちょっと持ち運びに不便だな~と感じるケースが多々ありました。
従来のジンバルの課題:撮影するまで手間がかかる
次に、動画撮影のたびにスマートフォンをジンバルに取り付け、起動させなければならないことです。
これがすぐに取り出せるバッグであればまだ良いんですが、リュックのように背中に背負っているときは正直、かなり面倒です。
そして取り付けた後は、ある程度地面と水平であることを確認してから起動して…と、撮影するまでに一手間も二手間もかかってしまうんです。
何度かシャッターチャンスを逃しちゃったことがある人、私以外にも意外といるんじゃないでしょうか。
DJI Pocket 2はここがすごい!
そんな従来のジンバルの抱えていた悩みを解決してくれるのがこの「DJI Pocket 2」です。
- ポケットにも入る超コンパクトサイズ
- 単独で撮影が可能、必要に応じてスマートフォンと連結も可能
- 客観的に見てカメラ性能が良い
魅力はとにかくたくさんあるんですが、個人的なおすすめポイントを3つ、簡単にご紹介したいと思います。
おすすめポイント:小さくコンパクト
何と言っても最初の特徴はそのコンパクトさです。
サイズが124.7×38.1×30mmと、その名の通りポケットに収まるサイズなので、わざわざ大きなカバンから出し入れする必要がありません。
重量も117gと楽に持ち運びができるので、気軽に動画撮影を楽しむことができます。
おすすめポイント:カメラ付きで単独撮影が可能
DJI Pocket 2は本体にカメラと液晶ディスプレイが内蔵されており、単独で撮影が可能です。
スマートフォンに取り付ける手間がなく、撮りたい時にサッと取り出してすぐに使えるのが強みです。
液晶ディスプレイも内蔵されているので映像を確認しながら撮影できるのですが、もう少し大きな画面で確認したい場合には付属のアタッチメントを使うと、ワンタッチでスマートフォンと連結し、スマートフォンの画面を見ながら撮影することもできます。
おすすめポイント:カメラ性能がすごい
DJI Pocket 2の前世代の製品に「Osmo Pocket」がありました。
Osmo Pocketと比較すると、カメラ性能が大きく向上しています。
詳しいスペックは公式サイトにお任せするとして、主なところだけ抜き出すとこんな感じです。
DJI Pocket 2 | Osmo Pocket | |
画角 | 26mm | 20mm |
CMOSセンサー | 1/1.7インチ | 1/2.3インチ |
有効画素数 | 64MP | 12MP |
ズーム機能 | 8倍 | なし |
最大静止画サイズ | 9216×6912ピクセル | 4000×3000ピクセル |
HDR動画解像度 | 対応 | 非対応 |
- 画角が大きいと広角に写すことができる
- センサーの光を感じる部分の大きさは1/2.3インチの6.2mm x 4.7mmに対し1/1.7インチは7.5mm x 5.6mmと、4割増しくらいの面積
- 画素数、静止画の最大サイズ大幅向上
- 8倍のデジタルズーム搭載
簡単に言うと、従来の製品に比べて広角で撮影できながらズームもでき、高精細な写真・動画が撮れるようになっているんです。
うーむ、もはや向かうところ敵なしじゃないですか。
注意点:バッテリーが内蔵式
長時間利用する場合の注意点ですが、バッテリーは交換式ではなく内蔵型です。
公式サイトによると最大駆動時間は140分とされており、私は不便に感じたことはないのですが、連続して長時間利用する場合は要注意です。
バッテリー交換ができないので、長時間使う場合はモバイルバッテリー&ケーブルに繋ぐことになりそうですね。
注意点:防水ではない
GoProのようなアクティブなカメラと異なり、DJI Pocket 2は防水仕様ではありません。
そのため強い雨の日などは取り扱いに注意する必要があります。
ただ、別売りで防水ケースが用意されており、こちらを装着すると水深60mまでの防水性を発揮することができます。
注意点:ボケを生かした画面構成は取りにくい
1/2.3インチより大きくなったセンサーですが、それでも小型センサーの部類に入るため一眼レフのようなボケを生かした画面構成は得意ではありません。
ただ一般的な使い方では、近くのものをじっくり撮るよりも中遠距離の景色を撮ることがほとんどだと思いますので、気になることはないかと思います。
最後に
DJIは元々ドローンで有名な企業ですが、DJI Pocket 2はドローンで培われたカメラ技術と小型ジンバルの安定性がふんだんに盛り込まれた製品だと感じました。
旅行の思い出にはキレイな写真と動画を残すのも一つの楽しみだと思いますが、このDJI Pocket 2があればより手軽で楽しい動画撮影ができるようになると思います。
あとは早く海外に行けるようになると良いですね。
今年はまだちょっとどうなるかわかりませんが、来年あたりには行けるようになると信じています!
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