今年のGWは国内・海外ともに移動する方が多く、ようやくコロナ前のような賑わいを取り戻しつつあるように感じます。
最近では「出国72時間前のPCR検査」を撤廃する国が増えてきましたが、海外旅行で最もネックになるのが「帰国前の陰性証明書取得」ではないでしょうか。

陰性だった場合には特に問題ないのですが、万が一陽性だった場合には当然、飛行機には乗れません。その場合は現地で余分に滞在することになり、航空券も取り直すことになります。
追加の滞在費や新たに取得する航空券の費用…場合によってはかなり高額になることも予想されますが、クレジットカードに付帯している保険は適用されるのでしょうか?
結論としては、一部条件はありますが補償対象となります!
いくつかの保険会社に確認してみましたので、その辺りについてまとめてみました。
コロナ陽性となった場合に適用されるクレジットカード付帯保険
多くのクレジットカードでは、以下のような海外旅行保険が付帯しています。
- 傷害死亡・後遺障害
- 傷害治療費用
- 疾病治療費用
- 賠償責任
- 携行品損害
- 救援者費用
今回のケースで最も大事なのは「疾病治療費用」です。

年会費無料のクレジットカードでも付帯していることは多いですが、カードごとに付帯条件(自動付帯・利用付帯)や補償金額が異なりますのでチェックしておきましょう。
余談ですが複数のクレジットカードを所持している場合、「疾病治療費用」の補償金額は合算できます。

例えば疾病治療費用の補償金額が200万円のクレジットカードを3枚所持している場合、600万円分まで補償が受けられます。海外旅行の際には複数のクレジットカードを持っておくと安心かもしれませんね。
私の所持しているカードの一例ですが、以下のカードは疾病治療費用が比較的手厚いのでおすすめです。
疾病治療費用金額 | 付帯条件 | |
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム | 200万円~300万円 | 自動付帯・利用付帯 |
ANA JCB ゴールド(スーパーフライヤーズ) | 300万円 | 自動付帯 |
エポスゴールド | 300万円 | 自動付帯 |

Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムは旅行代金の決済に利用すると300万円、利用しなかったら200万円となります。
海外でコロナ陽性となった場合の保険適用条件
「万が一、帰国前のPCR検査で陽性になって飛行機に乗れなかったら?」という状況を想定して上述した3つの保険デスクへ確認してみました。
いずれのデスクも同じ返答でしたので、まとめて記載します。
- 保険の対象期間は日本出国日から、各保険で定められている期間まで(概ね90日間)
- コロナ陽性で延泊もしくは特定の施設で隔離の指示を医師から書面でもらった場合、滞在費と新たに手配した飛行機代は保険の対象
- 陽性と判定された際のPCR検査費用は保険対象外、その後の治療および陰性判定が出るまでの検査費用や交通費は保険の対象
- 元々予定していた飛行機のキャンセルにかかる費用は保険対象外
- 元々予定していた飛行機について航空会社から払い戻しがあった場合、新たに手配した飛行機代の保険金額から差し引いて相殺される
- 上記は疾病治療費用の保険にて賄われる
- 食費は保険の対象外(ただし入院の場合は保険の対象)
- 生活に必要な日用品などは保険の対象外

新たに手配する飛行機の条件について確認したのですが、特になしとのことでした。

ということはビジネスクラスやファーストクラスを手配しても保険金額内に収まれば大丈夫という解釈?

一応そういうことに…(笑)。でも念のため発券前に保険会社に再確認するのが無難かな。
問題は「延泊もしくは特定の施設で隔離の指示」を「医師から書面でもらう」という点ですね。

簡単に発行してもらえるかどうかは国や医療機関、ドクターにもよると思いますので一概には何とも言えませんが、保険デスクに確認した限りでは陽性となった場合、基本的には数日間の隔離措置が必要になるので発行してもらえることが多いようです。
条件を満たせば保険の対象になるというのは非常に心強いですね。
海外旅行に行く前には手持ちのクレジットカードと付帯している保険規約を確認しておくのが良さそうです。
(備考)ANAマイルを使った特典航空券の場合
おそらく活用されている方が多いと思われる、ANAマイルを活用した特典航空券で上記のような状態になった場合を想定し、確認してみました。
- 特典航空券は復路便の日付変更は可能
- ANA便の場合は新たな出発日時の24時間前まで、提携航空会社便の場合は新たな出発日時の96時間前までにANAオペレーターへ相談する必要がある
- 日程が合わず復路は他社便などを自力で手配する場合、コロナ陽性の証明書があれば復路分のマイルは払い戻し可能
通常、払い戻しは全ての区間が未使用の場合に限られますが、コロナ陽性の証明書があれば復路分の払い戻しも対応してもらえるようです。

今後ルールが変わる可能性もありますので、万が一陽性になってしまった場合にはすぐマイル元の航空会社に確認するのが良いでしょう。
最後に
多くの国が門戸を開きつつある昨今、帰国前・帰国後に検査が不要となるのも時間の問題かも知れません。
しかしまだ当面の間、しばらくは不便を抱える状況が続きそうです。
海外旅行を企画する方も増えていますが、万が一の想定と備えをしておくことは重要ですね。
コメント
家族が帰国前PCRテストで陽性になったので、とても参考になりました!
詳細は帰国後デスクに問い合わせてみます。
調べていただき有難うございました!
平田さん
お役に立てて良かったです。ご家族が陽性になられたとのことで大変でしたね・・・無事にご快復&帰国されることをお祈りしております。