一時期に比べると最近、少し落ち着きを見せ始めているCOVID-19ですが、一部の便の利用者については空港および近隣でのPCR検査が無料になりました。
期間は10月1日から10月31日まで。
対象となる空港や路線は限られていますが、通常2,000円前後かかる検査費用が無料となります。尚、事前予約が必須です。
元々7月に期間限定で始まった試みですが、対象区間などが変わりながら延長されてきました。
まだまだ感染に気を配りながら移動する必要がありますので、知っておくと良さそうです。
無料PCR検査ができる空港と路線について
詳細については内閣官房の「新型コロナウイルス感染症対策」サイトに掲載されていますので、重要なところだけ抜粋しながら紹介します。
念のため公式サイトへのリンクを張っておきます。
- 下記期間および対象便にて、希望者はPCR検査・抗原定量検査が無料
- 期間は2021年10月1日~2021年10月31日まで
- 対象路線は「羽田、成田、中部、伊丹、関西、福岡空港」と「沖縄県内の空港」を結ぶ便
- 予約は搭乗の5日前から可
- 事前予約が必須
空港や近隣店舗で無料検査ができる場所は以下の通りです。
出発空港 | 空港内 | 近隣の検査センター |
羽田空港 | ○(第1ターミナル、第2ターミナル) | 秋葉原・渋谷・池袋・新宿・新橋・大宮・武蔵小杉 |
成田空港 | ×(※羽田空港内ブースを利用可) | 秋葉原・渋谷・池袋・新宿・新橋・大宮・武蔵小杉 |
中部空港 | × | × |
伊丹空港 | ○ | 神戸市内 |
関西空港 | ×(※伊丹空港内ブースを利用可) | 神戸市内 |
福岡空港 | ○ | 福岡市内 |
那覇空港 | × | 那覇市内 |
空港内で検査ができるのは羽田空港、伊丹空港、福岡空港の3つです。それ以外は近隣の検査センターで受けることになります。
空港で受ける場合と近隣の検査センターで受ける場合の違い
対象の便を利用する際、無料のPCR検査を受けられるのは空港か近隣の検査センターですが、重要な違いがありますので注意が必要です。
- 空港でPCR検査を受ける場合は、事前予約のうえ搭乗当日に受ける
- 近隣の検査センターでPCR検査を受ける場合は、事前予約のうえ搭乗日2日前までに受ける
ちなみに早朝便などで空港での当日検査が難しい場合は、搭乗日2日前までに近隣の検査センターで受けることになります。
その他注意点
PCR検査は「現在進行形で、新型コロナウイルスに感染しているかどうか」を調べる検査です。
症状がなく陰性であることの証明を得るために受ける方が多いかと思いますが、万が一陽性疑いだった場合には以下の対応となります。
- 事前同意を得た上で検査結果が陽性疑いだった場合、搭乗はできない
- 搭乗キャンセルとなった場合、発生する費用は原則搭乗者負担となる
症状がないため自分は大丈夫、と思っていても検査を受けて陽性の疑いが出た場合は搭乗することができません。また扱いとしては自己都合によるキャンセルと同じなので、航空会社による補償などはありません。
緊急事態宣言が解除になり、ANA・JALともに国内線のキャンセルについて特別対応が終了しています。
それぞれのキャンセル規定については確認しておく必要がありそうです。
最後に
緊急事態宣言が開け、感染も一定の落ち着きを見せているのでかなり旅行がしやすい雰囲気になってきたように思います。
移動する側と移動者を受け入れる側、双方の安心のためにPCR検査は有用な手段の一つかと思いますが、検査の流れと陽性疑い時の対応についてはしっかり把握しておく必要があります。
念には念を入れてPCR検査を受けておくと、久々の帰省の際などにはお互いにとって安心ですが、万が一陽性になってしまうと飛行機に乗れないだけでなくキャンセル料も自腹で払う必要がありますので要注意です。
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