バルト三国を訪れた際、リトアニア ⇔ ラトビア ⇔ エストニア間を移動する方法は、大きく分けて飛行機か高速バスの2択になります。
- 飛行機の場合「ヴィリニュス ⇔ リガ」「リガ ⇔ タリン」の片道所要時間は約1時間
- 料金は片道約10,000~15,000円前後
- 大きいスーツケースの場合は別途20ユーロほどかかる
- バスの場合「ヴィリニュス ⇔ リガ」「リガ ⇔ タリン」の片道所要時間は約4時間
- 料金は片道14ユーロ~23ユーロ(約2,000~3,200円前後)、早期予約のキャンペーン価格だと5ユーロ程度のことも
- 大きいスーツケースも無料で預けられる(基本的に1個/人)
日本から行く場合、必然的に荷物が多くなり大きなスーツケースを持っていくことになると思うので、バスのほうが安くて便利だと思います。時間はかかりますが、市街地の中心から発着するので利便性が高いです!
空港までの移動時間や荷物預け入れの手間、待ち時間などを考えてもバスのほうが便利かもね。
バス会社はいくつかありますが、今回利用した「Lux Express」は便数も多くメジャーで使い勝手が良いかと思いますので、予約方法やバス停の場所などと合わせてご紹介したいと思います。
Lux Expressの予約方法
初めてだとちょっと予約方法が分かりにくいかもしれませんので、まずは予約方法についてご紹介します。
最初に公式サイトへのリンクを張っておきます。
上部メニューの「ROUTES」より路線が選べるので、こちらから選択するのが一番楽です。
FromとToに直接入力しても良いのですが、候補がいろいろ表示されるのでちょっとわかりにくいかもしれません。ヴィリニュス、リガ、タリンの市街地のバス停はそれぞれ「Vilnius Coach Station(Vilniuse bussijaam)」「Riga Coach Station(Riia bussijaam)」「Tallinn Coach Station(Tallinna bussijaam)」です。
「LOUNGE BUS」と書かれているものは、後方に少し席の広いラウンジシートが用意されているものです。
ただ5~10ユーロほどの差額が発生する割にはさほど座席に違いはないので、普通の席で十分です!
座席指定をしたら、料金を確認して進めてゆけばOKです。
普通席とラウンジシートについて
実際に普通席とラウンジシートと両方乗ってみましたが、先述したように正直あまり差はありません。
まず普通席はこんな感じです。
そしてラウンジシートはこんな感じ。
ラウンジシートのほうが少し幅が広く、アームレストが広かったりフットレストが違ったりしましたが、差額分ほどの恩恵は感じませんでした。例えて言うならJALの普通席とクラスJほどの差はありません。
私の座ったラウンジシートは背もたれの傾き加減に不具合があったりもしたし(笑)。普通席で十分かもね。
バスに乗る際に用意しておくもの
搭乗時に必要なものはこちらです。
- 印刷したバウチャー
- パスポート
国境を超えるから途中でパスポートチェックが入ることがあったから、パスポートはすぐに出せるようにしておく必要があります。チェックはされなかったけどコロナ陰性証明書も一応併せて持っておくのが良いかも。
ちなみにバスの中はフリーWi-Fiが使えるので、国境を越えてsimカードが使えなくなっても安心です。15Mbpsほどの速度で快適に使えましたがセキュリティのかかってないWi-Fiだったので、できれば「WMR-433W2」のような機器を持っていくのが良いかと思います。尚、すべての座席にコンセントは完備されています!
リトアニア・ヴィリニュスのバス停
ヴィリニュスのバス停は、ヴィリニュス駅のすぐそばにあります。
外観はこんな感じ。
2階にはスーパーマーケット「iki」が、1階にはコンビニエンスストア「Narvesen」が入っています。
1階にはチケット売り場もあります。
基本的にはweb予約してバウチャーを持っていくのがおすすめですが、当日購入もできます。
入り口から見て、奥に抜けたところがバス乗り場です。
電光掲示板で何番のバス停に来るかを確認して乗りましょう。
ラトビア・リガのバス停
続いてリガのバス停ですが、こちらもリガ駅のそばに位置しています。
バスの発着するところの様子はこんな感じ。
正面に見える建物の中と、反対側を出てすぐのところにコンビニエンスストア「Narvesen」があります。
建物の中ではこんな感じでバスの行き先や乗り場、出発時間などが表示されています。
建物側からバス停を見るとこんな感じ。
余談ですが、この近辺は英語が全く通じない人も割といました(バス運転手や地元の人など)。
ヴィリニュスやタリンに比べるとそこまで観光地化してないのかもね。
エストニア・タリンのバス停
最後にタリンのバス停ですが、こちらは空港や市街地から少し離れたところに位置しています。
外から見た外観はこんな感じ。
中にはチケット売り場もあります。
タリンのコンビニエンスストア、「R-kiosk」があります。
バス乗り場の様子はこんな感じ。
バス停のすぐ前を8分間隔くらいでトラムが走っているので、旧市街とのアクセスは4番トラムに乗るのが一番便利かと思います。
最後に
今回は「ヴィリニュス → リガ」「リガ → タリン」の行程で利用しましたが、座席もゆったりしていて快適でした。
バスの真ん中にトイレも用意されているので、長時間の旅でも安心です。
道中はのどかな田園風景が広がっており、こんな感じの景色をのんびり眺めるのも楽しかったです。
バルト三国を周遊される方は是非、活用してみてください。
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